鍵、キー、セキュリティの盾で表した、Neuroの広告アカウント連携のセキュリティ説明のサムネイル

広告アカウントの連携が不安なチームへ、Neuroのセキュリティの説明

広告アカウントの連携方式、権限の範囲、データの分離、AIの学習に使わない方針を、広告主と代理店の視点でまとめました。

広告アカウントの連携で、まず確認すべきこと

広告アカウントをAIツールに連携すると聞いたとき、広告主と代理店がまず気にする点はよく似ています。パスワードを預ける必要があるのか、他の広告主のデータと混ざることはないのか、AIが予算を勝手に変えてしまわないか、自社のデータがモデルの学習に使われないか、という点です。

Neuroのセキュリティの説明は、これらの問いを機能の紹介ではなく、連携の流れに沿って説明します。ただし公開のブログでは、内部インフラの名称、ストレージのパス、鍵管理の詳細のように、攻撃者や競合に不必要な手がかりを与えうる実装の情報は意図的に扱いません。

パスワードを預かるのではなく、権限を委任してもらう方式です

Neuroは広告アカウントのログインパスワードを受け取りません。広告主は各プラットフォームの公式の認証画面で自分でログインし、Neuroは広告運用に必要な範囲の権限だけを委任してもらいます。プラットフォームによってOAuthまたは広告API専用の認証情報を使いますが、要点は同じです。アカウント全体を預けるのではなく、決められた権限だけをつなぐ方式です。

観点危ない方式Neuroの方式
ログイン広告アカウントのパスワードを外部のツールに渡すプラットフォームの公式の認証画面で、広告主が自分で承認する
権限アカウント全体へのアクセスを包括的に委任する広告APIに必要な範囲だけをつなぐ
取り消しツールの提供元に依頼しないと止められないNeuroの連携解除と、プラットフォーム側の権限の取り消しで止められる

そのため広告主が確認すべきなのは「パスワードを渡すのか」ではなく、「どの権限を、どのプラットフォームで承認するのか」です。この違いが、広告アカウント連携のセキュリティの出発点になります。

公開向けのセキュリティの流れの概念図

次の図は、Neuroの公開向けのセキュリティの流れを単純化した概念図です。内部の実装名や細かいインフラの構造は公開せず、広告主に理解していただきたい信頼の境界だけを示しています。

広告主のブラウザ、Neuroのセキュリティ境界、AIモデルのAPI、広告プラットフォームのAPI、ワークスペース単位の分離を示したセキュリティの流れの概念図
Neuroは、広告主のブラウザ、Neuroのセキュリティ境界、外部のAI・広告プラットフォームのAPIを分けて扱います。公開向けの図のため、実際の内部インフラ名や細かい経路は省略しています。

重要なのは、AIモデルが広告アカウントの権限を直接持つわけではないという点です。ユーザーの依頼を理解して必要な作業を提案することはできますが、広告プラットフォームの呼び出しとアカウントの変更は、Neuroのセキュリティ境界の中で権限の確認と承認の手続きを経て処理されます。

この構造が安全である理由

  1. パスワードを受け取りません。広告主はプラットフォームの公式画面で自分でログインし、Neuroは広告運用に必要な権限だけを委任してもらいます。
  2. 権限の情報はAIモデルに渡しません。AIモデルには分析に必要な業務の文脈と結果のデータが渡され、アカウントへのアクセスに必要な権限の情報は、Neuroのセキュリティ境界の中だけで扱います。
  3. データはワークスペース単位で分離されます。ある広告主の連携、レポート、チャット、ファイルは、そのワークスペースの権限を持つユーザーにだけ見えるという原則で設計されています。
  4. 取得と変更を区別します。分析と取得はAIが手伝えますが、予算の変更やキャンペーンの編集のように、実際のアカウントの状態を変える操作は、ユーザーの承認の手続きを経るように設計しています。
  5. 呼び出しの履歴を残します。誰がどの作業を依頼したのかを追えることが、運用の事故を減らします。同時に、機微な認証の情報はログに残さない方向で管理しています。

AIは広告データを学習に使うのか

Neuroは、AIモデルを自ら学習させるために広告主のデータを集める製品ではありません。Neuroが利用している商用AI APIの提供元は、APIで渡された入力と出力を既定ではモデルの学習に使わないという方針を公開しています。この項目は、セキュリティレビューや契約の段階で、最新のポリシー文書とあわせて確認するのがおすすめです。

  • OpenAIは、API Platformへ送られたデータを既定ではモデルの学習や改善に使わないと案内しています。
  • Anthropicは、Anthropic APIなど商用製品の入力と出力を、既定ではモデルの学習に使わないと案内しています。
  • Neuroは、広告アカウントのパスワードやプラットフォームの権限の情報をモデルの入力として送る構造を目指していません。

ただしAIの提供元の保存期間、例外の条項、個別の契約条件は、自社のセキュリティポリシーに沿って確認する必要があります。とくにエンタープライズのセキュリティレビューでは、DPA、サブプロセッサ、データの保存期間、リージョンの方針を別のチェックリストとして見るほうが安全です。

よくある質問

だからNeuroは安全です

広告アカウントの連携のセキュリティでは、「AIが賢いか」よりも「権限をどこで止めるか」のほうが重要です。Neuroはこの基準で設計されています。パスワードを受け取らず、必要な権限だけを委任してもらい、ワークスペース単位でデータを分け、実際のアカウントの変更は承認の手続きを経るようにしています。

そのため広告主と代理店は、安心してNeuroを検討できます。広告アカウントのパスワードを預ける必要はなく、権限の範囲は連携の段階で限定され、AIモデルが広告アカウントの権限を直接持つこともありません。広告データはワークスペースの境界の中で扱われ、実際の変更は人が確認したうえで実行されます。

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